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家系図を作りたい方へ

家系図を作りたい方、家系図を調べたい方。
思い立ったらすぐに行動することが大切です。

家系図作成を考えたとき、なるべく早く始めることが大切です。
家系調査は過去のことを調べます。
そのため老人は重要な情報源ですが、高齢者になればなるほど早く訪ねる必要があります。
また、古文書など過去の資料は時間が経過すればするほど失われて行きます。例えば、墓を建て直す、蔵を潰して家屋を新築する、自然災害に遭遇することなどがその原因となります。
先祖を調べようと決断したら、一日でも早く行動すべきです。

家系図の調査と作成を一から依頼したい方へ

自分で調査できない場合、お気軽にご相談ください。
戸籍でさかのぼることのできない江戸時代以前の家系は、家の調査からはじめます。
調査する家が分家の場合、本家、総本家へとさかのぼって調べ、それぞれの家の墓石、位牌、過去帳、家紋、言い伝えなどを調べます。
調査を依頼する場合は自分の代理人として指名し、親戚の紹介などはご自身で行って下さい。

江戸時代より前の家系は、図書館・資料館にある郷土資料などをもとに、地域の歴史や旧家の記録、人物、古文書などを調べ、系図や由緒などを明らかにします。
文献によっては、古文書のまま閲覧するものやマイクロフィルムで保存しているものもあり、特別の許可や委任状がないと閲覧できないものもあります。

◆家系図作成にかかる期間【概算】


戸籍・除籍・原戸籍謄本の収集【約20日】

現地調査~調査報告【約2ヶ月~半年】 ※戸籍のみで作る場合は省略します。
調査前の打ち合わせから資料収集・分析を行い、調査報告を行います。
報告時には調査内容を家系図にまとめたものをお見せし、ご質問やご要望などを受けます。

原稿作成【20~30日】
巻物や掛け軸など仕上げの形態に合わせて行います。
原稿は、少ないもので約600字、長いものでは5,000字を超えることもあります。
二度以上の厳密なチェックを経て、校正原稿としてお客様へ届けられます。

原稿確認【約30日】お客様に校正原稿を確認していただき加筆・修正を行います。ここで訂正した内容が最終原稿となり、清書にまわることとなりますので、最も大切な作業です。

筆耕【10~30日】
最終原稿をもとに書家が毛筆で清書します。数千字にもわたる家系譜の清書は、たいへん集中力のいる作業です。清書後二度以上のチェックを経て、表装へと進みます。

表装【20~30日】
清書した系図を巻物、掛け軸、額などに仕上げます。

検査・お渡し
仕上がった家系図・家系譜を検査し、お客様へ返却する戸籍などの書類をそろえます。家系図・原稿・報告書・写真・文献などは、CDへ収録します。

系図資料をお持ちで、仕上げだけ依頼したい方へ

戸籍謄本や系図の資料をお持ちの方は、それをもとに系図に仕上げることができます。
それらの資料があれば、調査費の一部が値引きの対象になる場合があります。お気軽にご相談ください。

家系図・家系譜の原稿作成はパソコンで行っています。オペレーターは漢字の旧書体、旧暦、戒名、旧地名などに通じていますので、正確なデータの作成が可能です。
戸籍謄本をもとに作る家系図の場合、一系統あたり入力文字数は約600文字になります。
複数の家系をまとめて親族一覧図にすることもできます。2系、4系と必要に応じて作成できます。

既存の手書きの家系図には、煩雑だったり、汚損したものがあります。鉛筆書きのものはかすれて薄くなり、読めなくなることがあります。セロハンテープで補修した紙面は、糊の劣化で剥がれてしまう場合もあります。
このような家系図はいつの間にか、紙面の一部が失われたり、読めなくなってしまうことがあります。判読可能なうちにきれいな家系図に作りかえておきましょう。

系図はアイデア次第で自由に設定することが可能ですので、お気軽にご相談ください。

上の例は家系譜の原本から複製を作る過程です。
左:原本 → 中:レイアウトを整えながらデータ化 → 右:清書


家系図を自分で作りたい方へ

自分の「家」のことは自分で調べるのが基本です。
何故なら、その家のプライバシーに触れることになるからです。
そのため戸籍謄本類の収集などは、なるべくご自身で行って頂くことをお勧めします。

ただし自分が先祖を調べたいと思っても、他人には迷惑な場合があります。
自分自身で調査する場合でも、第三者が行う場合でも、事前に家族や親戚の理解を求め、先方の同意が得られないときは、無理な調査は控えましょう。

◆六代程度の正確な家系図は、戸籍等の記録を見ることで作ることが可能です。

明治4年の戸籍法の制定により、日本人全員が戸籍を届け出るようになりました。
これによって、明治に生きていた人々はすべて登録され、親子、夫婦、兄弟などの関係が正確に記録に残されています。

当人の直系血族に関する、戸籍・除籍・改製原戸籍謄本(全部事項証明書)は、過去へさかのぼって取得することができます。しばしば、転籍している場合がありますが、その本籍地を管轄する役場へ交付請求を繰り返し、取得可能な最も古い除籍謄本まで取得します。遠隔地の場合は郵送で行うことができます。
これらの記録を整理するだけでも六代程度の正確な家系図が作れます。
ただし、古い除籍謄本には、見慣れない「変体仮名」が使われていることがあります。
図書館に行くと、参考図書コーナーに「くずし字辞典」が置いてありますので、「かな」の項目を調べて下さい。
主な変体仮名対照表はこちら (334KB)

また、一部の地域で震災・空襲・火災などより滅失している場合があります。
ご自分で取得する方法がわからない場合はお問い合わせください。

さらに現地調査を行う場合、訪問先で系図や由緒書など家蔵文書の提供を受けたとき、所有者の許可を得て写真を撮るなどはいいですが、その家の外へ持ち出してはいけません。
その資料は再生のきかない貴重品として慎重に取り扱いましょう。
また、調査上で知りえた事実を他言したり、家蔵文書の提供を受けたときは、所有者の許可なく他へ流用することは許されません。

◆将来作成する時のために、可能な限りデータを集めておきましょう。

書画などを撮影しデジタル化することは、比較的簡単で安上がりな保存方法の一つです。紙でも石塔でも必ず劣化していきます。現状を画像にして保存しておけば、虫食いや風化、災害などによる記録の喪失を防ぐことになります。

デジタル化した画像は複製が簡単で、また、複写による品質の劣化がありません。複数のCDなどにコピーして他の場所に分散保管すれば、災害時などに記録を失うリスクが低下します。また、パソコンがあれば、現物に触れることなく、どこにいても閲覧することができます。

●古文書(系図・由緒書・手紙・過去帳など)…系図など一つしかないものの紛失防止、兄弟や親戚に複写してわたしたいときなど、写真撮影は有効です。

●墓地・石塔…古い墓地を移設・整理・建立などする場合、数多くの小さな石塔を排除してしまうことが少なくありません。墓石は、その形状や刻まれた文字によってのみ、わかる事柄があります。整理する前に書写しておくことはもちろん写真も撮っておきましょう。

●仏壇(仏像・位牌・過去帳など)…仏壇は収納箇所が多く隠れ収納も設けられています。普段あけたことのない場所から、先祖の記録が出てくる場合があります。古い仏壇を新しくする前には、特に注意してください。

●書画・その他…記念の書や由緒ある掛け軸など、裏書のある場合もあります。

先祖を知ることは私を知ること…家系図作成についてもっと詳しく知りたい方は お気軽にご連絡・ご相談下さい。お電話・ご相談は無料です。

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