白川郷〔世界遺産・重要伝統的建造物群保存地区〕 -岐阜県大野郡白川村-
2021 / 02 / 19 歴史コラム
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白川郷は、岐阜県北部庄川上流にある集落で、合掌造りの家並みが独特の景観を形成しています。昭和51年(1976)重要伝統的建造物群保存地区に指定され、平成7年(1995)に、五箇山(富山県)と共に「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
合掌造りの家屋は、耐震、防火、積雪など、この地方の自然環境と生活の知恵が生かされたものです。家屋の中では、一階は生活の場でしたが、上層は養蚕や機織りが行われていました。同じ建物の中で、生活と労働が集約された形態は合理的で、この地方の自然環境に適した建築物して高く評価されています。
合掌造りの家屋は、今でも生活の場として利用されていますが、内部の見学できる建物や宿泊のできる民宿もあります。城山展望台に登れば集落全体を見渡すことが出来ます。白川郷観光協会のHPで事前に調べ、できれば人出の少ない時期を狙って出かければ、ゆっくり見学できると思います。