扇谷上杉家糟屋館跡(伊勢原市指定史跡)- 神奈川県伊勢原市上粕屋
2025 / 05 / 20 歴史コラム
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糟屋館(かすややかた)は、相模国守護・扇谷上杉氏の本拠地で、「上杉館跡」として伊勢原市の史跡に指定されており、扇谷上杉家の家宰・太田道灌が暗殺された場所として知られています。糟屋館の周辺は、現在産業能率大学になっており、新東名高速道路の工事などもあって、地形は大きく変わりつつあり、そのうち大学前の糟屋館の説明板以外、跡形もなくなくなると思います。太田道灌の胴塚は、上粕屋の曹洞宗の寺院洞昌院にあります。伝説では、道灌は襲撃を受けた後この寺まで逃れ、この時山門が閉まっていたため、ここで自決を遂げ、道灌はこの寺の裏で荼毘に付されました。以後、洞昌院の山門に扉をつけてはならないと伝えられています。道灌の胴は洞昌院に葬られ、また首は下糟屋の大慈寺に葬り、それぞれ供養塔が設けられています。
上杉館跡-伊勢原市文化財サイト
太田道灌の墓(洞昌院)-伊勢原市文化財サイト
太田道灌の墓(大慈寺)-伊勢原市文化財サイト
曹洞宗蟠龍山洞昌院
撮影日2025年04月16日





