比企城館跡群 菅谷館跡(国指定史跡) -埼玉県嵐山町菅谷-
2022 / 08 / 20 歴史コラム
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菅谷館跡は、国指定史跡 比企城館跡群(菅谷館跡・杉山城跡・小倉城跡・松山城跡)の中核を占める遺跡で、鎌倉時代の武士 畠山重忠の居館と伝えられます。埼玉県立嵐山史跡の博物館が併設されており、この地方の中世史を学ぶことが出来ます。
畠山重忠は、長寛2年(1164) 武蔵国男衾郡畠山郷(深谷市)の地に生まれたといわれています。宇治川の合戦、奥州攻めなどで戦功があり、鎌倉の有力御家人で、鎌倉幕府創業に功績がありました。元久2年(1205) 北条氏の策略により二俣川(神奈川県横浜市旭区)で戦死しました。
菅谷館跡は、本郭を取り囲むよう、二ノ郭、三ノ郭、西ノ郭、南郭が配置され、深い空堀と高い土塁で囲まれた、難攻不落の構えになっています。また、四季折々の花の楽しめる場所でもあります。
撮影日2022年08月06日