今帰仁城跡(世界遺産・史跡) ‐沖縄県国頭郡今帰仁村‐
2024 / 03 / 20 歴史コラム
目次
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今帰仁城(なきじんじょう)は、琉球が中山に統一される前の「三山鼎立時代」には山北(北山)王の居城でした。中山が三山を統一した後には、琉球王府から派遣された監守という役人の居城でした。しかし1609年薩摩軍による琉球侵攻で、城は炎上したとされています。監守が住まなくなって以後は拝所とし、精神的拠り所として広く県内から参拝者が訪れています。城は、外郭を含めると7つの郭からなり、その面積は首里城とほぼ同規模で、城を囲む石垣は地形を巧みに利用し、曲線を描いた城壁のディテールは美しく、沖縄屈指の名城です。1972年今帰仁城跡附シイナ城跡として国の史跡に、2000年に今帰仁城跡、座喜味城跡、勝連城跡、中城城跡、首里城跡、園比屋武御嶽石門、玉陵、識名園、斎場御嶽が「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されました。
地図 ‐ 今帰仁城跡
世界遺産 今帰仁城跡
撮影日 2024年03月12日