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躑躅ヶ岡(名勝) ‐群馬県館林市‐

躑躅ヶ岡(名勝) ‐群馬県館林市‐

館林市のつつじが岡公園のあたりは、古代より野生のヤマツツジが群生する地で、江戸時代中期の絵図などには既に「躑躅ヶ崎(つつじがさき)」の名で記載されています。自生していたヤマツツジに加え、歴代の館林城主は各地よりツツジを移植し園の拡張や整備を行いました。主なもので、寛永4年(1627) 松平(榊原)忠次(ただつぐ)は、当時領内だった新田郡武蔵島村(現群馬県太田市)から、新田義貞の妻 勾当之内侍(こうとうのないし)のために植えたと伝えられるツツジを数百株を移植しました。また、寛文年間(1661-1672)には、城主徳川綱吉(後の5代将軍)が、日光の山より数十株を移植するなど、ツツジの保護にも尽力していました。明治時代以後、つつじが岡公園は一時民間に払い下げられ荒廃してしまいました。しかし民情視察でつつじが岡を訪れた初代群馬県令 楫取素彦(かとりもとひこ)は荒廃したツツジ園の復興を決め、以降郡長や地元の努力もあって復興は進みました。昭和5年(1930)、園の西方に約1,000株を植栽し、新たなツツジ園として「新公園」を造成しました。それに伴い、元からあったツツジ園は「旧公園」と呼ばれました。昭和となり、旧公園の多数の古木、名木とその咲き誇る景観は「躑躅ヶ岡」の名称のもと、国の文化財、名勝に指定されました。

地図 ‐ つつじが岡公園
館林市つつじが岡公園
撮影日 2023年04月19日

躑躅ヶ岡
国指定名勝 躑躅ヶ岡
躑躅ヶ岡
国指定名勝 躑躅ヶ岡
躑躅ヶ岡
勾当内侍遺愛のつつじ
躑躅ヶ岡
国指定名勝 躑躅ヶ岡
躑躅ヶ岡
つつじが岡公園と城沼

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