五箇山菅沼合掌造り集落(世界文化遺産) ‐富山県南砺市菅沼‐
2024 / 10 / 20 歴史コラム
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岐阜県と富山県の県境付近の山あいを流れる庄川のわずかな河岸段丘にある菅沼集落には、現在9戸の合掌造り家屋が残っています。合掌造りは、日本有数の豪雪地帯という厳しい自然環境に耐える住まいであり、養蚕や塩硝作りという仕事の場として、頑強な構造で合理的な家屋が発達しました。日本の原風景ともいうべき山村の景観も含めて、ありままの自然に抱かれた合掌造り家屋と、のどかで閑静な環境を今に残しています。同村の相倉合掌造り集落とともに、昭和45年(1970)に国の史跡指定を受け、平成6年(1994)に重要伝統的建造物群保存地区に、平成7年(1995)には、岐阜県白川郷とともに世界文化遺産に登録されました。
地図:五箇山菅沼合掌造り集落
五箇山菅沼合掌造り集落
撮影日 2023年10月23日