斎場御嶽(国指定史跡・世界遺産) ‐沖縄県南城市知念‐
2025 / 01 / 20 歴史コラム
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斎場御嶽(せーふぁーうたき)は沖縄県南城市知念にある史跡で、15-16世紀の琉球王国・尚真王時代の御嶽で、政府が整備した国家的な宗教組織との関連が深い琉球王国最高の聖地です。
御嶽(うたき)とは、南西諸島に広く分布している「聖地」の総称です。斎場御嶽(せーふぁうたき)は琉球開闢(りゅうきゅうかいびゃく)伝説にもあらわれる、琉球王国最高の聖地です。巨岩や聖樹に囲まれた空間には、首里城内にある部屋名と同じ名前の拝所があり、当時の王府と斎場御嶽の関わりの深さをみることができます。琉球最高神女である聞得大君の、就任儀式「お新下り」の御名付けがこの地で行われました。現在でも聖地巡拝の習慣を残す東御廻り(あがいうまーい)の聖地として、参拝客が訪れます。
地図:斎場御嶽
世界文化遺産 斎場御嶽
撮影日 2024年03月05日