府中市郷土の森博物館 -東京都府中市南町-
2020 / 07 / 20 歴史コラム
目次
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府中市郷土の森博物館(ふちゅうしきょうどのもりはくぶつかん)は、東京都府中市にある野外博物館です。博物館本館・プラネタリウムをはじめ、地形を生かした園地に復元建築物を配置し、歴史の息吹や四季の折々の自然に触れることが出来るようになっています。
博物館の学芸分野は、考古、歴史、民俗、自然、天文とさています。考古分野では、この地域は、武蔵国の国府が置かれたため、奈良・平安時代の遺跡が多く、発掘調査と研究の成果は、全国の国府研究のなかでも大きな役割を果たしています。歴史分野では、古代・中世では「武蔵国府」、近世では「甲州街道の宿場町」という、府中の特色に重点を置いた研究を行っています。天文分野では、平面床式としては国内最大級(ドーム直径23メートル)のプラネタリウムが置かれ、学校教育向け番組や、一般向けのさまざまな番組を制作し投影しています。
屋外展示として、かつて市内にあった江戸時代から昭和初期の建物8棟を移築・復元しているほか、市内の遺跡で発掘された遺構の復元もしています。これらの建物や遺構の復元にあたっては、博物館の敷地全体を府中市の縮図としてとらえゾーニングしています。
また、四季折々の花が植えられており、春のロウバイ、梅、初夏のあじさいなど、草木園のように楽しむこともできます。
地図-府中市郷土の森博物館
府中市郷土の森博物館
撮影日:2020年06月21日