妻籠宿(重要伝統的建造物群保存地区) ‐長野県木曽郡南木曽町‐
2022 / 11 / 20 歴史コラム
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妻籠宿(つまごじゅく)は、中山道中山道六十九次中四十二番目の宿場です。馬籠峠の北側に位置し、峠の南側の馬籠宿と馬籠宿(岐阜県中津川市)木曽路を代表する観光名所となっています。昭和51年(1976)に「重要伝統的建造物群保存地区」に選定された町並みは、自然や街道とともに、山深い木曽谷の中の集落として宿場の景観が保存されています。木曽における中山道の宿駅創設の事業は、徳川幕府の代官頭大久保長安等、およびその命を受けた木曽代官山村良候によって、慶長6年(1601)の早い時期から進められました。近世の妻籠宿は、江戸方の隣宿三留野宿へは一里半、京方への隣宿馬籠宿へは二里の道程がありました。宿内の町並みの長さは2町30間(約270m)とされています。妻籠宿・寺下・在郷を含んだ妻籠村の寛永19年(1642)の家数は54軒、人口は337人となっており、その内訳は本百姓と考えられるもの30軒、門屋17軒、借家3軒、隠居1軒、他に神社・寺等がありました。
撮影日2022年10月28日
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