焼走り熔岩流(特別天然記念物) – 岩手県八幡平市平笠地内
2026 / 09 / 20 歴史コラム
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岩手山は、これまでに何度も噴火を繰り返してきた活火山で、その歴史の中でも特に大きな噴火の一つが1732年に起こりました。この噴火によって流れ出した溶岩は、岩手山の北東側の山腹を流れ下り、噴出口から末端まで約3km、幅約1.5kmにわたって広がりました。
噴火の際には高温の溶岩が斜面を流れ、その後冷え固まることで、黒くごつごつとした溶岩原が形成されました。現在でも、岩手山北東側の山腹には、このときの溶岩が広い範囲にわたって残されています。溶岩が冷えて固まった場所は、表面が岩や礫に覆われ、土壌が十分に形成されていないため、植物が生育しにくい環境となっています。
そのため、周囲の森林と比べると、溶岩が流れた跡では植生の発達が遅く、黒々とした溶岩が山肌に残る独特の景観を見ることができます。これは、300年近く前に起きた火山活動の痕跡を現在でも目にすることができる、岩手山の特徴的な地形の一つです。
地図 焼走り熔岩流
十和田八幡平国立公園 焼走り熔岩流散策コース(環境省)
撮影日 2024年09月11日
















