日本家系図学会誌「姓氏と家系」第28号が、令和4年11月30日発行されました。
姓氏と家系 令和4年-2 第28号(会誌通巻第116号) 目次
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ある系図が語る甲斐武田氏正統についての考察 真野信治
日向米良山領主米良氏の出自について 山邉尚幸
周防・安芸の玉作部とその末裔たち(下)
―瀬戸内水軍の起源に関する一試論― 宝賀寿男
近江三雲氏系図の仮説的再構築(4) 岩城大介
山祇氏におけるカブ栽培につ…
妻籠宿(つまごじゅく)は、中山道中山道六十九次中四十二番目の宿場です。馬籠峠の北側に位置し、峠の南側の馬籠宿と馬籠宿(岐阜県中津川市)木曽路を代表する観光名所となっています。昭和51年(1976)に「重要伝統的建造物群保存地区」に選定された町並みは、自然や街道とともに、山深い木曽谷の中の集落として宿場の景観が保存されています。木曽における中山道の宿駅創設の事業は、徳川幕府の代官頭大久保長安等、およびその命を受けた木曽代官山村良候によって、慶長6年(1601)の早い時期から進められました。近…
猿島は、東京湾最大の自然島です。東京湾の湾口に位置しており、幕末から第二次世界大戦前にかけては、東京湾を守る要害として、砲台や弾薬庫が築かれました。レンガ造りの建造物の内、明治初期のものはフランス積みが見られますが、この積み方は現在日本では数例しか残されていない貴重なものです。一般人の立ち入りが禁止されていた猿島ですが、第二次世界大戦後一般人に入島が許可された後も、大きく開発されることがなかったため、豊かな自然と旧日本軍の歴史的建造物が良好な状態で残されることになり、国の史跡・日本遺産に指…
旧新橋停車場は、明治5年(1872)日本最初の鉄道が新橋~横浜間に開業した際、東京の玄関口となった停車場です。現在、かつて駅舎があった位置に、当時の外観を再現した「旧新橋停車場 鉄道歴史展示室」が建てられ、無料で遺構や出土品、鉄道に関する企画展を楽しめる施設となっています。
駅舎はアメリカ人R・P・ブリジェンスによる設計で、当時としてはまだ珍しい西洋建築でした。明治時代は東京のターミナル駅として機能していましたが、大正3年(1914)東京駅開業後は貨物専用の汐留駅として使用されてきま…
比企城館跡群 菅谷館跡(国指定史跡) 埼玉県嵐山町菅谷
菅谷館跡は、埼玉県立嵐山史跡の博物館の裏手にあり、広さは東京ドームの約3倍だそうです。土塁、空堀などが良く残されています。夏草に囲まれるこの時期は、まむしも出るので注意が必要です。
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菅谷館跡は、国指定史跡 比企城館跡群(菅谷館跡・杉山城跡・小倉城跡・松山城跡)の中核を占める遺跡で、鎌倉時代の武士 畠山重忠の居館と伝えられます。埼玉県立嵐山史跡の博物館が併設されており、この地方の中世史を学ぶことが出来ます。
畠山重忠は、長寛2年(1164) 武蔵国男衾郡畠山郷(深谷市)の地に生まれたといわれています。宇治川の合戦、奥州攻めなどで戦功があり、鎌倉の有力御家人で、鎌倉幕府創業に功績がありました。元久2年(1205) 北条氏の策略により二俣川(神奈川県横浜市旭区)で…